2015/10/09

湘南T-SITE / Technical Illustrations of HONDA MOTORCYCLE 原画展

前回の記事のモーニングクルーズと同時開催された
Technical Illustrations of HONDA MOTORCYCLE 原画展の様子を紹介。
70~90年代のホンダバイクのカタログで多用された、テクニカルイラストレーション(透視図)をホンダ社内で描いていた山形氏(右側)のトークショーが急遽開催されました。
当時の苦労話(開発者がお昼休みを取っている間に外装をバラして写真撮影)
驚愕のテクニック(バイクが組みあがる前の2次元設計図から立体図を構築して描いていく話etc)
などを聞くことが出来ました。



表紙になったNRの透視図の下書き。実写も展示されました。



本番前の下書き。 
イラストレータも無い時代。ギアも360度角度を計算して実物と同じ歯数書き込みます。
当時の写真撮影の様子。


下書き後墨入れ。手前の線を太く奥の線を細く描く事で立体感を出すそうです。
その後、別のペインターによって色付け(ハンドピースのエアブラシ!!)して完成。


パリダカ初優勝したNXR750。山形氏が自主的に描いた作品。
墨入れ途中で未完成状態。

購入者にはサインを貰えるとの事で購入。
実際にポスターやカタログで掲載された透視図のポスター付。



サインを戴いている時に「今でも透視図を描いているのですが?」と質問すると
「今はもう需要が無いから描いて無いんだよね」という悲しい返事が。
これはもう芸術作品として創作していったほうが良いのではと思いました。
メカ好きバイク好きにはとても面白い本だと思うので、ぜひ書店で探してみてください。

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