2025/11/21

1963-1965 Levi's 557 デニムジャケットの洗濯

1963-1965 Levi's 557 size42 Made in USA ボタン裏O
10月頭にROOM MATE 原宿で開催されたPOP UPイベント「YESTERAY FOR TOMORROW」で購入したLevi's 557です。

残存している紙パッチから、ギャランティ無しXX無しの最終。サイズ42。
1963~1965年に生産されたディテール。最低でも60年前のデニムです。
ビッグEに均等V赤タブ。
ボタン裏O。アーカンソー州フェイエットビル工場。


ポケットフラップ裏がライトオンスではなく本体同オンス。
肩と袖に穴開きのダメージがありますが、色残りも充分。相場の3分の1くらいで購入できました。

古着屋さんで購入ではないので、いつ洗濯したかも不明。
袖部分など黄ばみが多かったので、デニム用洗剤を購入して丸洗いにチャレンジ。

購入したのはフレディレックのデニムソークウォッシュ。
300mlで1,500円と他のデニム用洗剤よりリーズナブル。
8Lの水(今回はぬるま湯にしました)に洗剤を8ml投入。
今回は表面の汚れを落としたいので裏返しせずに漬け込み。
早速長年の汚れが浮いてきました。
しばらく漬け込んだ後、押し洗いをします。
紙パッチの左端が外れかけているので慎重に。
1時間ほど漬け込んだ結果。
最後に洗濯されたのが何年前なのか不明ですが、水が真っ茶色に。汚い!
青っぽくはなっていないので、デニムの色落ちはせず汚れだけが落ちたのがわかります。
冷水で濯ぎ。
畳んでネットに入れて、洗濯機のドラムの壁に立てかけて脱水。

脱水後。紙パッチも無事です。


完成です。色落ちもほとんどなく、生地のベタベタしていた感じもなくなりました。

袖の黄ばみはそこまで落ちませんでした。別途石鹸でもみ洗いしてもよかったかも。



いつ洗濯したかもわからない個人売買やフリマサイトなどで購入したデニムは、一度洗うのをお勧めします。
めちゃくちゃ汚いと思います。

2025/11/05

1977-80 NIKE OCEANIA NYLON クリーニング

NIKE OCEANIA NYLON Made in Japan US7
友人から譲り受けた(お父様が当時履いていた)日本企画のオセアニアナイロンをクリーニングしました。
こちらが洗う前。ナイロン部分はカビが生え、シューレースも真っ茶色でした。
まずは水洗い。
ブルースティックで洗って濯いだら、アッパーの汚れはかなり落ちました。

シューレースのカビは落ちず茶色いまま。
しっかり脱水します。
シューレースは、お湯で希釈したハイター漬け。
かなり白くなりました。
脱水後。なんだか嫌な予感がします。
しっかり乾燥。
キレイになったと思ったのですが。黄色い染みが残りました。

遠目で見るとわからないのですが。
トーガードも少しシミが残っています。


納得できないのでやり直します。65℃のお湯でオキシクリーンを溶かして漬け込み。
シュータンのラベルは色落ちの危険性があるので外に出しておきます。

5時間ほど放置したら、黄色い液体に。

濯ぎと乾燥。
シューレースに皴があったので、当て布をしてアイロン掛け。


シューレースを通して完成です。
トーガードのシミがキレイになりました。

アッパーのシミは少し残りましたが、これが限界かも。
洗ってキレイになると、日本製ならではの作りの良さがわかります。
タンのスポンジも加水分解せずフカフカ。ガムソールはきっちり接着されて剥がれる予感もありません。
ソールの減りもほぼ少なく友人のお父様もそこまで履いていなかったのではないでしょうか。

ナイキクロニクルにも掲載されています。

キレイにならなかったら、手持ちの同じ日本製LD1000のラベルがボロボロなのでドナーに使用と思っていたのですが、出来なくなりました。


最近のスニーカークリーニングは、水通しせずにクリーナーでブラッシングして拭き取るのが主流ですが、レザーでもナイロンでもスエード(ちょっと危険だけど)でも、確実にきれいにするのであれば、必ず水通しするべきだと思います。